生まれ変わった日 2

 

おこんばんは =_=

ようこそいらっしゃいました。

検査を待っている間

自分の中で様々な葛藤がありました。

体のために良いと言われることはすべてやろうと思ったので、まずは一番大事な食から見直すことを始めました。

ポリフェノールは体にいいとか味噌やぬか漬けなどの発酵食品がいいなどよく聞く話です。

しかし私はそればかりに囚われてしまってノイローゼのようになり、

お店に売っているもの全てが自分にとって有害であるような気持ちになりました。

自然食品のお店で買ったものしか食べられなくなって結果極端に痩せました。

癌であることを周りにカミングアウトしたとたん周りの人は3つのタイプにはっきりと別れたように思います。

自分のことをとても心配して何かにつけて励まし力になってくれようとする人たち。

全く変わらない人たち。

そして本当に最悪だったのは人の痛みにつけこんでいたずらに私を刺激する人でした。

ある人は笑顔で私に近づいてきて

〇〇さん、最近痩せたって言われない?

と私に質問するのです。

病気の人に痩せたことをあえて伝えるこの無神経な行為の裏にはどんな感情があるのでしょう。

私に人望がないためにこんな仕打ちを受けるのかもしれませんがしかしここまで言われるくらい憎まれていたとは自分でも驚きです。

それまではむしろ自分に対して好意的な人だと思っていました。

ゲス野郎だと心底思いました。

2度目の精密検査の後そろそろ入院の話が具体的になるのかな、と思いながら病院へ行くと先生がどうしてももう1回だけきちんとサンプルを取って調べさせて欲しい。と言います。

今回は1日入院してもう少しちゃんとしたサンプルをとらなければいけないそうです。

前回よりも太い讃岐うどんくらいの太さのサンプルを取るそうです。

かなり太い針なので入り口を少し切開して力任せにその針を突っ込むという少々荒い検査でした。

検査が終わって出血を防ぐため さらしでぐるぐる巻きにされて翌日まで我慢です。

ああ、なんと健康の素晴らしいことか。

心細い夜でした。

検査結果が出るまでの2週間ほど私は毎日イライラしたり落ち込んだりいくらか元気になったりを繰り返しながら過ごしました。

検査結果を聞くために重い気持ちで診察室のドアを開け先生の前に座ると先生が

「〇〇さん良かったですね。

癌ではありませんよ。」とおっしゃいました。

私の病名は乳管内乳頭腫と言う事でした。

がん細胞と区別がつきにくい細胞の形だそうで、

しかしこのような状態になる人は乳癌にもかかりやすいということで毎年エコー検査を受けて様子を見ましょうということでした。

にわかには信じることができず唖然としてしまったくらいです。

同時にこんなことが私の脳裏をよぎりました。今この瞬間にも乳癌と闘っている人たちがたくさんいるのだな。

私に何かできることはないだろうか。

生まれ変わった気持ちでこのことに感謝しなくては。

それからは事あるごとに乳がん検診を受けてくださいと周りの人に働きかけることにしています。

何もせずにはいられません。

たとえ微力であっても。

ですから皆さんお願いします。

乳がん検診をお受けになってください。

どうぞご自身の体に関心を持ってください。

今夜もご縁をありがとうございました。

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生まれ変わった日 2” に対して2件のコメントがあります。

  1. コエビ2号 より:

    初めまして!楽しく読ませて頂いてます。
    人生がわかるのは逆境にあるとき。確かココ・シャネルが言ってたのを思い出します。人は病気になってはじめて自分の身体を気にかける。人生も同じように。「生まれ変わった日」を忘れずに毎日を過ごしたいものですね。

    1. コエビ2号さん。(‾◡◝)はじめまして!
      ああ、記念すべき第一号のお客様!!
      コメントがこんなにも嬉しいとは ~( ̄▽ ̄)~*
      そして素敵なメッセージありがとうございます。
      ココ・シャネルの言葉 素敵です。
      とかく 喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいがちですものね。
      改めて自分に言い聞かせました。
      ご縁をありがとうございます♪

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