それぞれの事情
おこんばんは =_=
ようこそいらっしゃいました。
夕べご紹介した Printed Rainbow に
都会の高層マンションで生活する様々な人々が描かれていましたね。
ミシンを使う女性、針仕事が彼女の仕事でしょうか?
晴れの日も、雨の日も狭い空間でボール遊びする子供たち。
(そういえば冒頭で老女が窓の外を見下ろすシーン。
アパートの周辺には、公園らしきものは見当たりませんでしたね)
その部屋の上にいる車いすの少年は、いつも一人でさみしそうに見えます。
他にも限られた空間で、それぞれの生活が営まれているのでしょう。
老女に手を振ってくれる友人はいるようで、少し安心しますが、
高層マンションでの生活全体が、モノトーンで描かれているために
どの人々にもそれぞれに、なにか秘められた事情があるように感じたりもします。
それぞれの事情、と言えば・・・・。
こんな出来事を思い出しました。
20年ぶりの同窓会で久しぶりに会った友達。
同級生というのは不思議です。
どんなに離れていた期間が長くとも、
あっという間に当時に戻って思い出話に花が咲きます。
当時の気安さか、お酒も入っているせいか、
ついつい、無遠慮に家族構成を質問する人が出てきます。
結婚は? 子供さんは何人?
旦那さんの職業は? お子さん大学どこなの?
でもこのような質問はアウトだと思っています。
なぜなら。
卒業し、ほどなくして遺伝性の疾患が見つかり、恋人はいるのだが
結婚、出産はあきらめているという人がいました。
質問した人に悪意があったとも思いませんが、
すべての人が家庭を作り子供を育てているのが
当たり前だとは思わない方がいいです。
久しぶりに会った人、あるいは初対面の人。
特に気を付けた方がいいです。
自分にとっては当たり前に思っていることが他の人にとっては
どんなに望んだとしても遠く、手の届かないことかもしれません。
一見健康そうで、幸せそうに見えたとしても
実はそうでは無いかもしれません。
今夜もご縁をありがとうございました。